ナスノミツル "Skeleton Music 2022"@荻窪ベルベットサン

” Nasuno Mitsuru / Skeleton Music 2022 ”

2022/2/27(Sun)
荻窪velvet sun
Act: ナスノミツル(electric-bass, devices)

昨年9/19以来、5ヶ月ぶりのナスノさんのソロライヴ(昨年11月にも大阪でソロあったけど、対バンだったので、完全にひとりのソロ公演としては)

今は主宰するムガミチル以外でのライヴが結構少なくなっているのですが、ソロは定期的に聴きたいなと思う。


このところソロではプロジェクターを用いた演出を多用してましたが今回は無し。しかも終始立ってのソロ演奏は見るの初めて、レア!


この日は演奏に集中して準備していたのでプロジェクターの事は忘れてた、頭になかった〜とかご本人はおっしゃってましたが、新鮮だし、わたし的にはとても良かったです。


1stは配信無しで。結構考えて準備されてたようで、セトリも新鮮!

1. 離場有浮(reverb)
「15年位前、灰野敬二さんと石橋英子さんと3人で初めて出した、殆どノイズのアルバムなんですけど、その中でメロディっぽいのを、、」と。キラキラしてた、、とても美しい曲。昔の曲だけど、きっと今のナスノさん的リバーブ。


2. May(?
ソロアルバム「2019」に入っていて、ナスノさんがいつもやっている曲。メイって聞こえたので、タイトルがついたのかな。ポォぉぉ〜ん、ポォ〜ん、、とゆったりはずむようなディレイが心地いい。


3. Ellie
本日初演!ソロアルバム「frequency 2021」に入っている曲。なんとナスノさんがお母さんの為に作った曲と(お母さんの名前はエリーではないけど、寄せたイメージで^ ^)

ご高齢ながら、今もご実家で暮らされてるそうで、長生きして欲しいです、、と。幼少の頃、近所にあった煙草工場の思い出話も。ナスノさんはだいぶ前にタバコはやめてるけど、工場から漂ってくるあのできたてのタバコの葉の香りは本当によい香りだったと。なんとなく想像できた。
曲は、やさしい、外国の子守唄のような曲。


4. Western of Barbie
「さっき作った曲です、曲を作ったんじゃなくて、エフェクターのつまみを作ったのですがと。演奏した時に西部劇みたいだな!と思って。で、さっき行ったローソンでバービー人形を見てバービーもいいなと思って」と、バービーのくだりはよく分からないですが、確かに、深めのデデデーン、が西部劇ぽかった。バービーぽさは分からなかったけど笑、ノイジーな音がギューンと伸びて、妙にはまる。




2ndは、
5. ムガミチルメドレー(wheel、coyote、tears、lightsなどやったはず)

6. Blue
20代の頃ナスノさんがやってたバンドのギタリストが作った曲で、大好きだからずっと演奏しているという曲。ほんとに毎回やってるんじゃないかな。あんなにも確固たる自分の世界があるナスノさんが、おそらくソロで一番長く演奏しつづけている曲が、他の人が作った曲、というのがしみじみする。いや、もうナスノさんの曲になってしまっているのかも。。


ちなみにそのギタリストの方は音楽の世界からは離れたお仕事で、たいへん活躍されているといつかのMCで聞いた事があります。


7. Schulze
ソロでよくやっているtenelevenのシュルツを。これはシュルツさんの曲のインスパイヤ。なので他のソロ曲とはテイストが違ってイケイケで面白い。


アンコール:Guilty
ムガミチルの、とても美しくせつなく大好きな曲。ナスノさんのベースフレーズの後、バンドではナカコー氏が弾いてる、雪が舞うような、光が降り注ぐような、非常に印象的なメロディも、ナスノさん弾くかなーと待ってたらそのまま終わった。後で伝えたら、集中してて忘れてたみたい。笑


ライヴは二部だけ配信ありで、配信だとちょっと気負っちゃうとこあって、今日は前半の方がしっかり準備してたし良かったかなー、、なーんて話されてましたが、それもライヴならでは、会場観覧に足を運んだお得感ということで。
百戦錬磨のミュージシャンでも、ソロライヴは特別ですよね。そんな緊張感や気合いを垣間みるのも特別感。

ムガミチルのライヴをたくさん見たいですが、またのソロライヴの機会も楽しみに。。


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mimihen

みみへん。大阪生まれ、東京在住の会社員。
ドラム叩きます。
音楽、日常の雑記。

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