2021/11/14(日)相模原メイプルホール
MUGAMICHILL/ムガミチル
「HOPE Tour 2021」in 相模原
ナスノミツル(bass, electric devices)
中村弘二(guitar, samples)
中村達也(drums, enthusiasm)
1st 16:35~17:35
1. Guevara
2. Lights
3. Wheel
4. Sky ※最新曲
2nd 18:00~19:20
5. Monk
6. Coyote
7. No.9~Coyote
8. Tears
9. Slow
アンコール
10. Dot
11. Minor
メイプルホールでは今年2月のバレンタインデー以来、2回目のムガミチルライブ。
ステージ中央前方に天井から吊り下がるランプがひとつ。
ほの暗いステージ。
おなじみの演説SEが流れてGuevaraから。
ギターの音が面白い、ベースの音が突き抜けてる、緻密なドラム、ゆったり(とメモに書いてた)
時々明滅するランプの灯りの向こうにナスノ氏の姿が透ける。
Lightsの中盤、中村達也氏が立ち上がってドラムセットから離れ歩む、中央のランプへ近づく。すーっと上昇するランプ。しばしの「間」の時間の後、演奏に戻る達也氏。
一拍一拍、一音一音にこんなに聴き入るってないなー!と思う。
曲終わりの暗転の中、こぶしを握った右手をあげるナスノ氏が見える。
Wheelは淡いブルーの照明に。さっきよりも明るさを増したサウンドとあいまって夜明け前のようだ。
中盤から達也氏はスタンディングドラム。リズムも、音も、おだやかに揺れる。ゆらぎがとても気持ち良かった。
4曲目は10/11のライブで初めて聴いた最新曲のSky.4拍子のちょっとくった、軽快なリズムパターンで始まる。2回目にして物凄く壮大な曲に進化していて驚いた。非常~に映画的。終盤、ナスノさんのベースが満を持して叫ぶように力強く吼えるシーンがある。でも、その音がものすごく優しい、全部受け止められる感じがした。
曲終わり、スティックを投げる達也氏。立って、ステージ背面のカーテンを開ける。少し明るい、窓の外が見えた?いや鏡だ!映ってるのは私達だ!ステージから帰る達也氏の姿が鏡に映っていて見える。次にナスノさん退出、最後にナカコー氏退出。
前半で既に、すごー!ってなった。ムガミチル、また大きくなってるー、、と感動。
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後半は達也氏が先にステージに出てきてドラムセットへ。ステージ背後のカーテンが開いて鏡のままなので、客席でステージを見ていると同時に鏡に映った背後が見えるので、ナスノさんやナカコー氏が後ろにいるのが分かる。
達也氏のキックと連動して、ステージの背後、上部のスクリーンにプロジェクターの映像が変化する。10月のライブでも見た有機的に生成される感じの。毎回新鮮で今回のもすごく良かったな。
10分ほどバスドラと映像のコラボを堪能した後、ステージに皆が揃ってMonkが始まる。妖しいメロディと照明、Monkも凄くかっこいいな!毎回リクエストしたくなってきた曲。
1stは曲の中に作られた、踊り場のような「間」のシーンが印象的だったけど、2ndは曲と曲がシームレスに繋がる感じが面白かった。
CoyoteからのNo.9もとてもさりげなくて。こんなに抑えたNo.9は初めて。すごくゆっくりで面白く、でもそのゆったりした空間にバシー!っとハマッてた速いドラムのFillが光ってめちゃめちゃかっこ良かった。うまー!
で、No.9の後にCoyoteがまた戻ってきたので、なるほどー今回のNo.9のこの渋さはコヨーテサンドだったからかー(?)等と納得したりした。笑
Tearsは毎回最高。イントロのヒュー、ホー、(ぴったりの擬音が浮かないー)が秀逸すぎて、毎回高揚する。
ナカコー氏は今回ノイジーな音が随所で面白かった。SFチック。UFO来そう。
本編最後のSlowからはものすごく包容力を感じた。バンドの素晴らしい演奏。すみずみまで堪能。
アンコールではおなじみのDot。皆で手拍子、照明もカラフルな水玉でとても可愛くてすごく合ってた。
オーラスは全面紅い光に包まれてのMinorで。今回もたっぷり楽しめた。ほんとうに大満足。
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MCは現在実施中のクラウドファンディング。最初の目標額は200%達成したけど、
アルバム4枚組だし、、実はまだまだ支援があると助かる様子。。
新しいリターン追加も検討中ですとナスノさん。
メイプルホール、綺麗で照明も凝ってて見ごたえあるし、結構近くで見れてよき会場。またライブある時は足を少し伸ばして行きたい。