5/16(日)高円寺HIGHでのMUGAMICHILLライヴ
drop your mind gig !
〜あなたの雑念を振り払う晩春の東京を彩るムガミチル新機軸〜
ナスノミツル(b,devices)
ナカコー(g,samples)
中村達也(beats)
ナスノさんの文才によるのだろう、毎回変わる、公演ごとについてるキャッチコピーがなんとも、、愛に満ちてる。
今回のライブもまた新たな試みあり、自分の中でもイマジネーションがふくらみ、とても楽しめた。
毎回メモってたので今回はセットリストの配布(アンコール以外)があり嬉しい!
1st 16:40〜17:40
1. lights
2. wheel
3. monk
4. justice(今回初演の新曲)
2nd 18:00〜19:15
5. slide
6. tears
7. slow
8. guilty
アンコール
9. wave
10. HDK
最初、ステージの背景にすごく小さな光点がひとつ見え、それが北極星みたいに思え、今日は宇宙のイメージかなーなんて個人的な印象を持って見始めた。
最初のlightsがしっとり、深ーーくて、ムガミチルのメルヘンの世界(←最近ムガの感想を書くのに気に入ってる表現)に最初からどっぷり浸ってしまった。ふと腕時計を見ると20分もたっててびっくり!組曲みたい。
曲の合間合間にサーチライトのようにカッと白い光が回転しながらステージや客席を照らす演出もすごく良くてドキドキした。UFOぽい。ムガミチルのステージはダークな暗闇が多かったから、一瞬でもメンバーの姿がくっきりと視界に入ってくるのは新鮮。
自分的には宇宙のイメージで見始めたので、3曲目のmonkで達也氏がフロアに出てきてバスドラドンドン!連動して明滅する白黒からバンドサウンドがドーンてきた時はまさに未知との遭遇、その後は3人の演奏を推進力に上昇、宇宙船に乗って皆で旅立っていくイメージに。わくわく盛り上がった。
新曲のjusticeのイントロは、あ、311のか、と勘で分かったので私は怖くて半分耳を塞いだけど。いざ演奏が始まると、そのあまりの迫力、かっこよさに圧倒されて、ただただ聴き入った。最後は壮大な夢を見た後のように脱力。凄い曲を作るなあ、こわい(良い意味で!)
次回はどんな印象になるかな、もしかしたら次はスッと入ってくるかもしれない。気になる、楽しみな新曲だ。
二部のslideは、一音一音の効果、単音なのにそこで物凄く曲調が変わったりとか、そんな曲のマジックを味わった。短調と長調が入り混じった感じの、すごく違和感あるのに、くせになるの。
この曲では特にナカコー氏のギターソロにぐっとくる。
終盤の何かの曲でのディレイのような、ループのような、どこかノスタルジックな音の効果も好きだった。
かっこいいtears。中村達也氏のドラムセット、前回からフロアタム床に直置き?なんだけど、そんな変則セッティングでこんな怒涛のドラミングできるんかー、と目を見張る。面白い。
緻密に構成されてて、仕掛けも演出も随所にあって、かっこいいから集中して見つめてしまうんだけど、時々中村達也氏がくすっとさせてくれるシーンがあり、ひと呼吸、ホッとする。
ナスノさんのメンバーとのアイコンタクト、ステージの隅々にまで気を張り巡らせてるようなナスノさんが、よし!って感じの笑顔で最後の方になると、リラックスしてくる様子がいい。
今日は今日の会場にハマった演出、完璧にきまってて、とても楽しめた。